推しをはさむといいかんじになるスマホケースについて


私が作成している商品の中でもダントツで人気の高い商品に「推しをはさむといいかんじになるスマホケース」というものがあります。
この記事は、そのスマホケースの歴史というかプロセスというか、そういうものをまとめたものになります。


私はもともとバンドやアイドルが好きで、メンバーのチェキやステッカーなどお気に入りのものを100円ショップで買ったクリアケースに挟んでカスタムして使用していました。
同じ様にクリアケースに入れている人は周りにもいましたし、そういう使い方をしている人は珍しくはなかったと思います。

だまし絵みたいなデザインというか、プラスαすることでそれがまた違った見え方になる様なデザインが好きなこともあり、「せっかくなら挟むものが映える様なデザインをスマホケースにあらかじめ印刷したら面白そう」と思いつき、まずは自分が使う為に試しに作ってみようと思ったのが2016年1月のことです。

絵柄がはっきり分からない状態で載せてもRTやいいねをたくさんいただき、
反応がとても良くて「自分以外にも需要がありそう!」と喜んだのを覚えています。
その後、受注販売とTwitterでのプレゼント企画を実施し、
該当ツイートは消してしまったのですが1000RTを超える反応をいただきました。
不定期ですが種類も増え、ヴィレッジヴァンガードの店舗やオンラインストアで取り扱いいただけるようになりました。

周りのお友達だけでなく、知らないところで知らない方が使ってくださっていることも増え、中には「推し」へのプレゼントに選んでくださる方もいらっしゃいました。
Twitterで「このケースにチェキ挟んだよ」と写真付きで「推し」に報告したり、私がデザインしたケースと一緒にチェキを撮った報告を受けたり、スマホケースを通してコミュニケーションが広がっていることに感動しました。

今年に入ってヴィレッジヴァンガード主催の雑貨大賞に応募し、
最終選考まで残り代官山UNITで展示をしていただきました。
この雑貨大賞がきっかけで私の商品を知ってくださった方も多かったと思います。

http://www.zakka-awards.jp/

雑貨大賞にはWEB投票があったのですが、
周りの方だけでなく私が好きなバンドの方やアイドルの方も応援してくださり、
審査を通過するたびに一緒になって喜んでくれました。
なんというか本当に想い出がいっぱいで、この商品が生まれたからこそ広がった世界は間違いなくあります。大切な商品です。

薄っぺらい文章ですが、1年以上前に、確かに自分の手で産んだことを記しておきたくてまとめました。


何か権利を登録したって類似品がでるのはもうしょうがないとも聞きますし、今はあまりそこに対してどうこうしようとは思っていません。
だったら別にこんなブログを書いてアピールしなくても、と思うかもしれませんが
後から出た同じ様なコンセプトの商品を先に知った方からすれば、私の商品は「類似品」だと思うかもしれないし、同じ人が作った関連性のある商品だと思うかもしれないのです。

あとは単純に、後発の商品に対して「画期的!」「このアイデアはなかった!」と言われて広まっていくのは悔しいのです。(私の力不足ですが)
個人ではなく業者であればより一層マーケティングはしていると思いますし、「知らずに作る」ということや「たまたま」ということはまずないと思います。

プリントされた絵柄自体がどうこうというよりは、
「ケースに挟むだけで絵柄が映える、挟むものがあることが前提のデザイン」
そして、「推しを挟むことを推奨しているデザイン」という特徴があります。

私はその特徴のある商品を自分で産んだということは譲れませんし、
これからもマイペースにはなりますが自分の気にいる柄を作って発信していけたらと思っています。


2017.5.24追記

投稿して少し経ちますが、色々考えて改めてこの記事を読んだらなんだかふわふわしすぎてる気がしたので少し具体的に追記をします。

まず、今年の2月ごろに私の商品にコンセプトも絵柄も似ている商品が販売されていると報告を受け、その件を少しツイートしたところ周りから色々アドバイスをいただきました。
恥ずかしながら権利などについて勉強不足なこともあり、商品名を商標として登録して守りたいというのは私の目的とはまたちょっと違うのかなと思い、何をどうしたら良いのかも分からないまま調べているような状況でした。

直接制作元とやり取りしたり、事を大きくして対応にリソースが割かれるのが嫌なこともあり、「自分が変わらずそのまま販売していければそれでいい(逆に、後発のところが何か権利を登録したりして私に影響が出るのは嫌)」という考えでいました。

そんな中「今後もしっかり販売していきたいのであれば意匠権を登録するのがいいよ」とアドバイスを受けました。
私としては、商品の絵柄はたくさんあるしこれからも増えるし、それをひとつひとつ意匠として登録するのはなかなか大変だしどうしたら…と思ったのですが
「ケースにはさむといい感じになるデザインだということが意匠になるんだよ」と教えてもらいました。
ただ、それを登録するにはお金も期間もかかるしということで、教えてもらったサイトやクリエイターのための権利団体に相談したりする程度ですぐに行動に移さずにいました。

そして先日、また別の業者が同様のコンセプトでスマホケースを販売していることに気づきました。
私の考えとしては前回と変わらず、権利を登録していない以上は私の制作に影響が出ない限り直接どうこうするつもりはありませんでしたが、今回は宣伝されてる方が著名だということもあり、私が知らない所でも話題になっていました。

中には、私が関係していると思っている方や、同じ商品だと思い紹介してる方もいらっしゃいました。

そのアイデアは主張するほどそんなにすごいのか?過剰に反応しすぎじゃないのか?と思われる方もいるとは思いますが、このアイデアで私の商品を連想する方がいる以上、私は無関係であり、1年以上前に既に自分の力でアイデアを生んだということを記したかったのです。

誰かを叩きたい、とか騒ぎにしたい、とかそういうことではなく、自分の商品を守ってこれからも変わらず制作するための主張です。


推しをはさむといいかんじになるスマホケースについて